The Dengie Hundred/Brackenbank

ブラックウォーターのメンバー、デンジー・ハンドレッドのソロ・デビューLP。

ロンドンのブラックウォーターの片割れ、デンジー・ハンドレッドのデビュー・ソロ・アルバム。スローモーションなシンセ・ポップLP『Navigation』は、カルト・レコード・ショップのモノレール、オールナイトフライト、ワールド・オブ・エコーが絶賛し、2021年のベスト盤レビューに収録されている。

コーンウォールの「忘れられた一角」にあるWhitsand Bayを見下ろす崖の上のキャビンにちなんで名付けられた『Brackenbank』は、ロンドンと南西部に住む遠距離恋愛中の恋人たちの新しい関係の最初の数週間を描いている。欲望に満ちたボーカルは、ドローンとダブ漬けドラムマシンに向かって潮のように動き、心臓の鼓動、電車のレール、ボートのリグの音、フェリーのチェーンの音などを思い起こさせる。

海、岩、空といった見知らぬ土地で録音された音で構成された『Brackenbank』の電子的な音の雰囲気は、The Dengie Hundredが往復するGreat Western Railwayの路線で処理されたもので、前を向き、後に思いを馳せています。Kingsand、Cawsand、Eddystone、Firestoneなど、このアルバムのグリッドリファレンスは地理的かつ感情的で、コーンウォールの「最も知られていない」半島、The Rameの地図を指でなぞることができる場所から脈打つトランスとしてラブソングとインストを提供しています。

BrackenbankはCarim Clasmannがマスタリング、Stefan Betke (aka Pole)がヴァイナル用にカットしている。